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ベナン共和国に対する国連開発計画(UNDP)を通じたコミュニティ開発支援無償資金協力
「村落環境整備計画」に関する書簡の交換について

平成23年1月21日

  1. 1月21日(金曜日)(現地時間同日),ベナン共和国のコトヌ市において,我が方番場正弘駐ベナン国大使と先方ナルドス・ベケレ・トーマス国連開発計画(UNDP)ベナン事務所代表(Ms.Nardos BEKELE-THOMAS, UNDP Benin Representative)との間で,4億600万円のコミュニティ開発支援無償資金協力「村落環境整備計画(the Project for Support to Village Environment through Community Participation)」に関する書簡の交換が行われました。

  2. アフリカ中西部に位置するベナンでは,全人口の約70%が農村部に居住していますが,農村部では基礎生活分野の改善や社会・経済インフラの整備等が遅れており,貧困が深刻化しています。

  3. 本計画は,農業開発に焦点を当てつつ村落を総合的に開発するアフリカン・ミレニアム・ビレッジ(AMV:African Millennium Village)事業の一環としてUNDPと連携して実施されるもので,ベナン北部のアリボリ県における村落の給水・衛生,教育,保健・医療及び農業分野等を総合的に整備し,地域住民の組織化及び自立的発展を促進するものです。これにより同地域の住民約15,000人の貧困の改善が期待されています。また,本計画は,ベナンにおける2015年までの国連ミレニアム開発目標の達成にも貢献するものです。

  4. 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカにおけるコミュニティ開発を支援することを表明しており,本件はその協力の一環として実施するものです。

(参考)
ベナン共和国はアフリカ中西部に位置し,面積は約112,622平方キロメートル。人口は890万人,人口1人当たりのGNI(国民総所得)は約750米ドル(2009年:世銀)。

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