平成22年11月9日
- 本9日(火曜日)(現地時間同日),キリバス共和国の首都タラワにおいて,我が方吉澤裕駐キリバス共和国大使(フィジーにて兼轄)と先方テシー・ランボーン外務・出入国管理省次官(Ms. Tessie Lambourne, Secretary for Foreign Affairs and Immigration, Government of Kiribati)との間で5,200万円の無償資金協力「ベシオ港拡張計画(詳細設計)」(the Project for Expansion of Betio Port)に関する書簡の交換が行われました。
- この計画は,広大な海域を有する海洋国家であるキリバスにおいて,唯一の本格的な国際港であり,散在する島嶼部を結ぶ国内海上輸送の拠点でもあるベシオ港を,直接コンテナ船が着岸できるよう拡張するものであり,荷役効率の向上による輸送コストの低減など,大きな経済効果が見込まれます。
昨年5月,第5回太平洋・島サミットが開催されました。我が国政府は,これまで一貫して,キリバスを含む太平洋島嶼国の良きパートナーとして,同地域に対する支援を行っており,本件協力もキリバスの繁栄と安定に対する日本の協力として実施するものです。この計画により,キリバスにおける国民生活の改善・向上が期待されます。
(参考)
- キリバスは,面積730平方キロメートル(対馬とほぼ同じ),人口約9万6千人(2008年,世界銀行)。
- 計画実施地域地図(PDF)

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