平成22年10月4日
本4日(月曜日)(現地時間同日),アフガニスタン・イスラム共和国の首都カブール市において,我が方廣木重之駐アフガニスタン国大使と先方ザルメイ・ラスール・アフガニスタン・イスラム共和国外務大臣(Dr. Zalmai Rassoul, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Afghanistan)との間で,総額6億7,200万円を限度とする無償資金協力「ゴール県チャグチャラン市内道路整備計画」(the Project for Rehabilitation of Chaghcharan City Road in Ghor Province)に関する書簡の交換が行われました。
アフガニスタンでは,長期に亘る内戦により,国内の殆どの生活基盤が破壊されました。同国中西部ゴール県においても,砂利舗装を除き全て道路は未舗装であるため,同県の経済的発展が滞っており,住民への基本的社会福祉の普及が困難なものになっています。
本件計画は,ゴール県チャグチャラン市内の10.78キロメートルの道路舗装,街灯等の関連施設,全長200メートルの地滑り防止壁の建設等の整備を行うものです。本件計画により,同市内における交通量の一層の増加が見込まれ,同県経済の活性化,雇用の促進,貧困削減が期待されるとともに,地域住民への基礎生活サービスのアクセスが容易になり,生活環境が改善することが期待されます。
(参考)アフガニスタンの面積は約65.2万平方キロメートル(日本の約1.7倍),人口は約3,000万人(推定)。