平成22年8月31日
本31日(火曜日)(現地時間同日),ヨルダン・ハシェミット王国の首都アンマンにおいて,我が方武正公一外務副大臣と先方フィリッポ・グランディUNRWA事務局長(Mr. Filippo Grandi, Commissioner-General, United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees in the Near East) との間で,パレスチナ難民に対する「食糧援助」として6億円の無償資金協力をUNRWAを通じ行うこととし,このための書簡の交換が行われました。
パレスチナ難民問題は未だに解決の目途も立たない中,同難民の生活は依然厳しく,特に,一昨年から続く食糧価格の高騰やイスラエル政府によるパレスチナ自治区への人や物資の移動搬入制限等が大きく影響し,生活困窮のために食糧援助に頼らざるをえない難民の貧困層は一層厳しい状況に陥っています。