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エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力
「アバイ渓谷ゴハチオン-デジェン幹線道路機材整備計画」に関する書簡の交換について

平成22年6月25日

  1. 本25日(金曜日)(現地時間同日),エチオピア連邦民主共和国の首都アディスアベバ市において,我が方駒野欽一駐エチオピア国大使と先方アーメド・シデ財務・経済開発担当国務大臣(Mr. Ahmed Shide, State Minister of Finance and Economic Development)との間で,9億6,000万円を限度とする無償資金協力「アバイ渓谷ゴハチオン-デジェン幹線道路機材整備計画」(The Project for Operation and Maintenance of Trunk Road: Goha Tshion – Dejen across Abay Gorge (Equipment Supply)) に関する書簡の交換が行われました。
  2. 我が国は,無償資金協力により,エチオピアの首都アディスアベバと西の隣国スーダンを結ぶ主要幹線道路である国道三号線を改修しています。この道路は,エチオピアが,スーダンから石油を輸入する際の輸送路であり,また,エチオピア有数の穀倉地帯を通過する重要な国際回廊です。しかし,国道三号線のうち,アバイ渓谷を通過する区間は,険しい地形のため,雨期に地すべり等による道路の損傷が発生し,道路の通行に支障をきたしています。道路の維持管理を担当するエチオピア道路公社は,通行の確保に努めていますが,必要な機材及び対処能力が不足しているため,十分に対処できていません。
  3. この協力では,エチオピア道路公社が,適切な道路の維持管理を行うための機材を供与し,必要な技術指導を行います。これにより,国道三号線の通行が確保され,石油や農産物の輸送が円滑に行われ,エチオピアの経済発展の基盤及び食料安全保障の確保が見込まれます。また,国際回廊であるこの道路の円滑な通行の確保は,地域の平和と安定,ひいては発展に資するものです。
  4. 我が国は,2008年5月の第四回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,インフラ分野での支援を表明しており,本件協力はその支援策を具体化するものです。

    (参考)
    1. エチオピアは,面積110.4万平方キロメートル,人口8,070万人(2008年,世銀),人口1人当たりのGNI(国民総所得)280米ドル(2008年,世銀)。
    2. プロジェクト位置図(PDF)PDF

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