
タジキスタン共和国に対する無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換について
平成22年5月17日
- 本17日(月曜日)(現地時間同日),タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベ市において,我が方中山喜弘在タジキスタン国臨時代理大使と先方ハムラーハン・ザリフィ外務大臣(H.E. Mr. Hamrokhon ZARIFI, Minister of Foreign Affairs)との間で, 総額1億1,900万円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」(the Project for Human Resource Development Scholarship)に関する交換公文の署名式が行われました。
- アフガニスタンと国境を接しているタジキスタンの安定は,中央アジア地域、ひいてはユーラシア地域全体の平和と安定にとっても重要です。我が国は,タジキスタン政府の貧困削減及び市場経済化に向けた取組を支援するため, 市場経済化のための制度づくりと経済発展,人材育成等に関する分野を中心に支援してきています。
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本件協力は,タジキスタンの若手行政官等が日本の大学に留学するために必要な経費等を供与するものであり,同協力により,タジキスタンの将来を担う人材が専門知識を修得し,同国の経済社会開発に活かしていくとともに,我が国に対する理解を深め,二国間関係が一層深まることが期待されます。
(参考)タジキスタン共和国は,面積約14万平方キロメートル,人口約700万人(2009年,国連人口基金),一人当たりGNI(国民総所得)は600ドル(2008年,世銀)。