国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ラオス人民民主共和国に対する無償資金協力2案件に関する交換公文署名式について

平成22年5月13日

  1. 本13日(木曜日)(現地時間11時),ラオス人民民主共和国ビエンチャン特別市において,我が方宮下正明駐ラオス大使と先方トンルン・シースリット副首相兼外務大臣(H.E.Dr. Thongloun Sisoulith, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs)との間で,以下2案件の無償資金協力(総額12億7,700万円)に関する交換公文の署名式が行われました。
    (1)「ノン・プロジェクト無償資金協力」(供与限度額:10億円)
    (2)「人材育成奨学計画」(供与限度額:2.77億円)

  2. 案件概要
    (1)「ノン・プロジェクト無償資金協力」は,財政赤字を抱える中で,2020年までに後発開発途上国(LDC)から脱却するとの長期国家開発目標を掲げ,経済・社会開発を進めるラオス政府に対し,必要な物資を購入する資金を供与するものです。本計画の実施により,同国の貧困削減および経済・社会開発に資することが期待されます。
    (2)「人材育成奨学計画」は,ラオスの将来を担う若手行政官等を対象に,日本に留学するために必要な学費等を供与するものです。本計画の実施により育成される人材が,将来各分野で同国の抱える開発課題の解決に貢献するとともに,両国の相互理解,友好関係の構築に寄与することが期待されます。

  3. ラオスは,メコン地域の中心に位置し,メコン河流域面積の約3分の1を占めていることから,同国が安定的かつ持続的な成長を遂げることは,地域全体の繁栄にとっても重要です。我が国は,1990年代以降,ラオスに対する最大の支援国として同国に対して広範な支援を実施してきており,今回の両案件の実施により,二国間関係の更なる強化が期待されます。

    (参考)
    ラオス人民民主共和国は東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟し,面積約24万平方キロメートル,人口約620万人(2008年),1人当たりのGNI(国民総所得)は740ドル(2008年)。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る