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モザンビーク共和国に対する無償資金協力「森林保全計画」に関する書簡の交換について

平成22年4月28日

  1. 本28日(水曜日)(現地時間同日),モザンビーク共和国の首都マプト市において,瀬川進駐モザンビーク国大使と先方ソアレス・ニャッカ農業大臣(His Excellency, Mr. Soares Nhaca, Minister of Agriculture)との間で,7億円の無償資金協力「森林保全計画」に関する書簡の交換が行われました。

  2. モザンビークでは, 国土の約半分が森林地帯ですが, 焼畑などに見られる森林管理能力の不足が貧困層の多い地方部を中心に様々な環境問題や自然災害を引き起こし, 貧困化のリスクを高めています。同国政府は, 「森林火災予防行動計画」等の政策を策定し, 森林管理の強化を図っていますが, 設備の不足等により対応が困難となっています。今回の支援は, 森林の基礎情報の収集, モニタリング, 評価等に必要な資機材を調達するための資金を供与するものであり, 森林破壊の抑制や温室効果ガスの排出量削減に貢献することが期待されます。
  3. この協力は, 我が国が2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において, アフリカ諸国の環境・気候変動分野での取組みへの協力を強化することを表明したことに基づき具体化するものです。また, この協力は鳩山イニシアティブの一環として実施することとしたものです。我が国としては, すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して, コペンハーゲン合意への賛同も表明している モザンビークと引き続き気候変動分野で連携していきます。

    (参考)
    モザンビーク共和国はアフリカ東岸に位置し, 面積約79.9万平方キロメートルを有し, 人口は約2,108万人(世銀、2008年), 一人当たりGNI(国民総所得)は約370米ドル(世銀、2008)。
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