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ウガンダ共和国に対する円借款2件に関する書簡の交換について

平成22年3月26日

  1. 本26日(金曜日)(現地時間同日)、ウガンダ国の首都カンパラ市において、我が方加藤圭一駐ウガンダ国大使と先方サイダ・ブンバ・ウガンダ共和国財務・計画・経済開発大臣(Syda N.M.Bbumba, Minister of Finance, Planning and Economic Development of the Republic of Uganda)との間で、88億100万円を限度とする円借款「アティアク-ニムレ間道路改修計画」及び「ナイル赤道直下湖周辺国送電線連結計画」に関する書簡の交換が行われました。
  2. ウガンダ政府は、国家計画である「第3次貧困撲滅行動計画(Poverty Eradication Action Plan:PEAP)」において、「経済成長」、「生産・競争力・所得向上」には経済社会インフラの整備が不可欠として、運輸交通及び電力セクター開発に取り組んでいます。
     「アティアク-ニムレ間道路改修計画」は、北部都市アティアク-ニムレ間約36キロメートルの既存道路の改修を行うもので、世界銀行との協調融資を通じて実施します。「ナイル赤道直下湖周辺国送電線連結計画」は、ナイル流域5カ国(ウガンダ共和国、ケニア共和国、ルワンダ共和国、ブルンジ共和国、コンゴ民主共和国)を連系する送電線網のうち、ウガンダ部分の整備の支援を行うもので、アフリカ開発銀行(AfDB)との協調融資スキーム(ACFA)により実施します。
     本円借款の供与条件は以下のとおりです。

    (1)金利:年0.01%
    (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
    (3)調達条件:一般アンタイド

  3. 「アティアク-ニムレ間道路改修計画」実施により、対象地域の輸送能力の増強を図ることで、隣国との経済統合推進と経済活性化、沿線地域住民の生計向上及び貧困削減に寄与すること、また「ナイル赤道直下湖周辺国送電線連結計画」の実施により、効率的かつ安定的な電力供給に貢献することが、それぞれ期待されます。また、我が国は、2008年5月に開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、広域インフラの整備における取組への協力を表明しており、本件協力は、これを具体化するものです。

(参考)

  1. ウガンダ共和国は、面積約24万1,000平方キロメートル、人口3,092万人、人口1人当たりのGNI(国民総所得)約370米ドル(2007年世銀統計)。
  2. 案件位置図(別添)(PDF)PDF

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