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ペルー共和国に対する一般文化無償資金協力に関する交換公文の署名式について

平成22年2月17日

  1. 本17日(水曜日)(現地時間16日)、ペルーの首都リマにおいて、我が方福田進在ペルー国臨時代理大使と先方ホセ・アントニオ・ガルシア・ベラウンデ外務大臣(Jos Antonio Garca Belaunde, Ministro de Relaciones Exteriores)との間で、我が国のペルーに対する一般文化無償資金協力「国立ラ・モリーナ農業大学研究機材整備計画(Proyecto para el Mejoramiento de Equipos de Investigación de la Universidad Nacional Agraria La Molina)」に関する6,970万円を限度とする交換公文の署名式が行われました。
  2. 1902年に設立された国立ラ・モリーナ農業大学は、ペルーの農業、畜産、森林、漁業、食品工学等の教育・研究分野で指導的役割を担っています。同大学は、薬学的に価値の高いアンデス及びアマゾン固有の薬用植物に関する学術的な研究の促進し、将来的には、薬用植物の開発・商品化によるアンデス・アマゾン地域の住民の収入向上、経済的・地理的事情等により医療機関を利用できない住民に対する安価な薬品の提供に繋げるべく研究活動を行っていますが、機材の不足・老朽化等で精度の高い研究・分析を行えない状況にあります。
  3. 国立ラ・モリーナ農業大学はこれまでに日系人学長を輩出しており、日・ペルー学長会議でも中心的役割を果たす等、日本の大学との交流が深い大学です。本計画により、ペルーにおける薬用植物及び農林畜産分野の分析・研究が進展し、同国の高等教育水準向上や人材育成に寄与するとともに、我が国との学術交流緊密化による親日感情醸成や二国間関係強化が促進することが期待されます。

(参考)

 ペルー共和国は、面積約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)、人口約2,850万人(2008年)、1人当たりのGNI(国民総所得)は3,990米ドル(2008年)。

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