平成21年9月8日
- 9月7日(月曜日)(現地時間同日)、ブルガリアの首都ソフィアにおいて、我が方竹田恆治駐ブルガリア国大使と先方ルミャナ・ジェレヴァ外務大臣(Her Excellency Dr. Rumiana Jeleva , Minister of Foreign Affairs)との間で、我が国のブルガリアに対する一般文化無償資金協力「国立美術ギャラリー修復室機材及び視聴覚機材整備計画(the Project for the Improvement of the Equipment for the Restoration Laboratories and Audio-Visual Equipment of the National Art Gallery)」に関する4,650万円を限度とする交換公文の署名式が行われました。
- ブルガリアは2005年11月に発表した「政府プログラム」の中に「教育及び文化の発展」を掲げ、文化分野も重視した国造りを進めています。
- 本計画は、ブルガリア国内の文化・芸術の保護・普及に中心的役割を担っている国立美術ギャラリーに対し、所蔵文化財・絵画等の保存・修復機材や講演用の視聴覚機材等を購入するために必要な資金を供与するものです。この計画実施により、いままで手作業あるいは外部からのレンタル機材を用いて行ってきた美術品の保存・修復作業が効率化し、保護活動の促進が期待されます。さらに、視聴覚機材の導入により講演等を活発に開催できることとなり、より多くの充実した情報をギャラリー来館者に提供することが可能となります。また、同ギャラリーを活用した日本との文化交流事業をより積極的に展開できるようになるなど、両国間の文化交流の一層の促進に寄与するものと考えています。
(参考)
ブルガリアは面積11.09万平方キロメートル(日本の約3分の1)、人口730万人(2007年)、一人当たりのGNI(国民総所得)4,590米ドル(世銀、2007年)