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ガボン共和国に対する一般文化無償資金協力「ガボン柔道柔術連盟柔道器材整備計画」に関する書簡の交換について

平成21年6月26日

  1. 日本政府は、ガボン共和国政府に対し、「ガボン柔道柔術連盟柔道器材整備計画(Projet pour l' Amélioration de l'Equipement de Judo de la Fédération Gabonaise de Judo et Ju-Jitsu)」の実施に資することを目的として、4,270万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が6月26日(金曜日)(現地時間同日)、ガボンの首都リーブルビルにおいて、日本側加藤基駐ガボン国大使とガボン側ノエル・ネルソン・メソネ ガボン共和国外務・協力・仏語圏・地域統合副大臣(M. Noël Nelson Messone, Ministre Délégué auprès du Ministre d'Etat, Ministre des Affaires Etrangères et de la Coopération, de la Francophonie et de l'Intégration Régionale de la République Gabonaise)との間で行われました。
  2. ガボン柔道柔術連盟は1962年に設立された同国唯一の政府認定柔道組織であり、首都に9クラブを有している他、地方でも活動を展開しています。同連盟はこれらの道場を通じて、ガボンにおける柔道の普及とレベルアップ、柔道を通じた青少年の健全な育成に重要な役割を果たしてきました。
     しかしながら、厳しい財政状況の中、活動に不可欠な柔道器材は輸入に頼らざるを得ないものの、費用面での負担が大きく必要な整備を行うことができないことから、畳の激しい損耗等十分な活動や練習が行えない状況となっており、こうした器材の整備が急務となっています。
     このような状況の下、ガボン共和国政府からは、ガボン柔道柔術連盟が柔道器材を購入するために必要な資金につき、日本政府に対して一般文化無償資金協力の要請があったものです。
  3. 本計画の実施により、ガボンではより適切な環境で柔道に取り組むことが可能となります。またこれを契機に、柔道を通じた人的交流や日本独自の文化・精神への関心の高まりが促進することが期待されます。
     なお、日本としては、伝統武道である柔道の普及を日本理解の促進に繋がるものとして積極的に支援しており、本件計画への支援はその一環として行うものです。
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