平成22年3月26日
- 本26日(金曜日)(現地時間同日)、モザンビーク共和国の首都マプト市において、瀬川進駐モザンビーク国大使と先方エンリケ・バンゼ外務協力副大臣(His Excellency, Dr. Henrique Banze, Vice-Minister of Foreign Affairs and Cooperation)との間で、9億7,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- モザンビークでは、連年にわたり頻発している洪水及び旱魃により慢性的な食糧危機が続いています。特に2009年の耕作期に雨量が例年になく乏しかったこと等から発生した著しい旱魃の影響により、食料不足が深刻化し、緊急な食料の援助を必要としています。今回の支援は、このような同国の食料不足に対応するため、米の調達に必要な資金を供与するものです。
- 本件協力は、我が国が2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、アフリカ諸国の食料問題等における取組みへの協力を強化することを表明したことに基づき具体化するものです。
(参考)
モザンビーク共和国はアフリカ東岸に位置し、面積約79.9万平方キロメートルを有し、人口は約2,108万人(世銀、2008年)、一人当たりGNI(国民総所得)は約370米ドル(世銀、2008)。