平成22年3月22日
- 本22日(月曜日)(現地時間同日)、カブール市において、我が方廣木重之駐アフガニスタン国大使と先方ザルメイ・ラスール・アフガニスタン・イスラム共和国外務大臣(Dr. Zalmai Rassoul, Ministry of Foreign Affairs of Islamic Republic of Afghanistan)との間で、17億5,100万円の平和構築のための無償資金協力「マザリシャリフ市内環状道路整備計画」(the Project for Rehabilitation of Ring Road in Mazar-e-Sharif City)に関する書簡の交換が行われました。
- アフガニスタンでは、長年に亘る内戦により、国内の殆どの生活基盤が破壊されました。マザリシャリフ市は、人口32万人を擁するアフガニスタン北部最大の都市ですが、市内の舗装率は低く、側溝等の排水施設も十分に整備されていません。特に市街地南部の道路網整備は遅れており、同地域の都市開発が進んでいない状況です。
- 本件計画は、マザリシャリフ市内の環状道路南部約6.4キロメートルの舗装及び排水溝等の設置を行うものです。本件協力により、市街地南部の道路網が構築され、交通が分散されることで、交通・流通事情が改善され、マザリシャリフ周辺地域を始めとする国内の社会経済活動の活性化及び近隣諸国との域内経済の活性化等に貢献することが期待されます。
(参考)
アフガニスタン・イスラム共和国の人口は約3,000万人(推定)と言われており、面積は65.2万平方キロメートル(日本の約1.7倍)。