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国連食糧農業機関(FAO)を通じた無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について

平成22年3月22日

  1. 本22日(月曜日)(現地時間同日)、イタリア共和国の首都ローマにおいて、我が方安藤裕康駐イタリア国大使と先方ホセ マリア・スンプシー ビネス国連食糧農業機関(FAO)事務局技術協力局長(Mr.Jose Maria-Sumpsi Vines, Assistant Director-General, Technical Cooperation Department, Food and Agriculture Organization of the United Nations)との間で1億3,800万円の貧困農民支援(「エリトリア国におけるオブソリート農薬の安全防護対策・廃棄事業」)に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 2006年9月から2008年2月にFAOがエリトリアにおいて実施した調査において、500トンのオブソリート農薬、1,400平方メートルの汚染された土壌等が確認されたため、FAOは、エリトリアにおけるオブソリート農薬の安全防護対策、病虫害及び農薬管理能力を向上させ、農薬のオブソリート化を防ぐためのプロジェクト全体の管理及び技術支援等を含む本件事業を計画し、我が国に対して支援を要請してきました。
  3. 本件事業により、同国における農薬汚染リスクが軽減され、より安全で効率的な農業生産が可能となることにかんがみ、我が国は、平成18年度に引き続き、本件事業に対し支援を行うこととしました。

(参考)

  1. オブソリート農薬とは、使用されずに残置したまま、製造された当初の目的を果たすことがもはやできなくなり、廃棄しなければならなくなった農薬のことを指す。
  2. エリトリアは、面積11.76万平方キロメートル、人口490万人(2008年:世銀)、人口一人あたりのGNI(国民総所得)300米ドル(2008年:世銀)
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