平成22年3月18日
- 本18日(木曜日)(現地時間17日)、エクアドル共和国の首都キト市において、我が方今井 治駐エクアドル国大使と先方リカルド・パティーニョ・アロカ外務貿易統合大臣(Sr. Ricardo Patiño Aroca, Ministro de Relaciones Exteriores, Comercio e Integracion de Ecuador)との間で、「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」(Proyecto para Introducción de Energía Límpia por Sistema de Generación de Electricidad Solar)として8.60億円を供与額とする環境プロジェクト無償資金協力に関する交換公文署名式が行われました。
- (1)エクアドルを代表する自然遺産であるガラパゴス諸島では、小規模火力発電所による電力供給が中心であり、環境汚染が指摘されてきました。また、近年の観光客や人口の増加に対応するには、環境負荷の少ない電力供給システムの整備が急務とされていました。
(2)この協力は、ガラパゴス諸島のバルトラ島空港に太陽光発電システムを設置し、同諸島最大の人口を擁するサンタクルス島に電力を供給するものであり、200キロワットアワーの電力を補う計画です。
- この協力は、世界的にも重要なガラパゴス諸島の環境を守ることにより、エクアドル政府の環境保全政策を支援する一助となるとともに、我が国の優れた環境関連技術がエクアドル政府をはじめとする関係機関、国民に広く紹介されることでその普及の促進にも貢献すると期待されます。
(参考)
- エクアドルは、面積約25.6万平方キロメートル、人口約1,330百万人、人口1人当たりのGNI(国民総所得)は3,080米ドル(いずれも2007年、世銀)である。
- プロジェクト位置図(別添)(PDF)

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