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ブルキナファソに対する無償資金協力に関する書簡の交換について

平成22年3月16日

  1. 本16日(火曜日)(現地時間同日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグー市において、我が方杉浦勉駐ブルキナファソ国大使と先方ベドゥマ・アラン・ヨダ国務大臣兼外務・域内協力大臣(Bédouma Alain YODA, Minister of State, Minister of Foreign Affairs and Regional Cooperation)との間で、以下2件の無償資金協力(総額16億4,000万円)に関する書簡の交換が行われました。

    (1)「気候変動による自然災害対処能力向上計画」(供与額:7億円)
    (2)「食糧援助」(供与額:9億4,000万円)

  2. ブルキナファソは、国連開発計画の人間開発指数が179ヵ国中173位(2008年)であり、世界で最も貧しい国の一つに数えられています。また、同国は、昨年9月、豪雨による大規模な洪水被害が発生したことなどにより、深刻な食料不足に陥っています。
  3. 本件協力は、このような状況に対応するために実施するものです。我が国は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、アフリカ諸国の食料、環境・気候変動分野での取組みを支援していくことを表明したことに基づきこれを具体化するものでもあります。
    (1)「気候変動による自然災害対処能力向上計画」は、給水車、建設機械等大規模災害に対応可能な資機材の整備に必要な資金を供与するものであり、被災民への給水等を通じた生活環境の改善や被災者保護施設の改善が見込まれます。本件は「鳩山イニシアティブ」の一環として実施する案件です。我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同に向けた働きかけも含め、ブルキナファソと引き続き気候変動分野で連携していきます。
    (2)「食糧援助」は、ブルキナファソの食料不足に対応するため、米の調達に必要な資金を供与するものです。

(参考)

 ブルキナファソは、国土面積約27万平方キロメートル、人口1,520万人(2008年、世銀)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)は約480米ドル(2008年、世銀)。

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