平成22年3月12日
- 本12日(金曜日)(現地時間同日)、ナイジェリアの首都アブジャ市において、我が方植澤利次駐ナイジェリア国大使と先方サヤーディ・アッバ・ルマ農業・水資源大臣(Dr. Sayyadi Abba Ruma, Honourable Minister of Agriculture and Water Resources)との間で、5億500万円の一般プロジェクト無償資金協力「バウチ州及びカツィナ州地方給水機材整備計画」(the Project for water Supply in Bauchi and Katsina States)に関する書簡の交換が行われました。
- ナイジェリアでは、地方農村部において給水率が低く、浅井戸や湧水等の不衛生な水を利用せざるを得ないことから、水因性疾患による大きな被害が生じています。同国北部のバウチ州及びカツィナ州は、旱魃、砂漠化の脅威にさらされている地域でもあり、安全な水の供給は緊急の課題であることから、両州における深井戸給水施設建設に必要な資機材の供給等を行うものです。
- 我が国は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、水と衛生分野での支援を表明しており、本件協力はその支援策を具体化するものです。
(参考)
ナイジェリア連邦共和国はアフリカの西部に位置し、国土面積は92.3万平方キロメートル、人口は14,800万人(2007年、世銀)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)は970米ドル(2007年、世銀)。