平成22年3月10日
- 本10日(水曜日)(現地時間3月9日(火曜日))、ニカラグア共和国の首都マナグアにおいて、我が方 斎藤伸一 駐ニカラグア国大使と先方サムエル・サントス・ロペス外務大臣(Mr. Samuel Santos López, Minister of External Relations of the Republic of Nicaragua)との間で、10億8,800万円を供与額とする環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」(Project for Introduction of Clean Energy by Solar Electricity Generation System)に関する交換公文の署名式が行われました。
- 本件協力は、ニカラグアの中核都市の幹線道路沿いに、既存の電力系統と連系する太陽光発電システムを敷設するとともに、維持管理等に係る技術的研修を行うものです。同国は発電事業の約7割を火力に依存しており、2013年までに発電事業のうち炭化水素の利用を3%まで削減することを目標に掲げつつ、太陽光や地熱などによる再生可能エネルギー開発を推進している他、民間投資による風力発電事業も行っています。
- 本件協力は、同国における温室効果ガスの排出量削減の一助となるとともに、我が国の優れた環境関連技術がニカラグア政府をはじめとする関係機関、国民に広く紹介されることで、その普及の促進にも貢献すると期待されます。
(参考)
- ニカラグア共和国は中米に位置し、面積約13万平方キロメートル(日本の3分の1)、人口約560万人(2007年)、人口1人当たりのGNI(国内総所得)約980ドル(2007年)。農牧業を主要産業としている。
- プロジェクト位置図(別添)(PDF)

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