平成22年3月9日
- 我が国政府は、ギニアビサウ共和国政府に対し、2億円のノン・プロジェクト無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月9日(火曜日)(現地時間同日)、ギニアビサウ共和国の首都ビサオ市において、我が方齊藤隆志駐ギニアビサウ国大使(セネガルにて兼轄)と先方アデリノ・マノ・ケタ外務・国際協力・共同体大臣(Minister of Foreign Affairs, International Cooperation and Community)との間で行われました。
- ギニアビサウでは1998年から1999年にかけての内戦によってインフラが壊滅的に破壊された後、経済復興が進んでおらず、現在一人当たりのGNI は250米ドル(2008年世銀)、人間開発指数は177か国中175位(2007年UNDP)と世界の最貧国の一つとなっています。
- 我が国は、2008年5月に開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、アフリカにおける貧困の削減と平和の定着を支援していくことを表明しました。本件協力により、ギニアビサウの経済構造改善努力が推進され、貧困等の経済的困難が緩和されることが期待されます。
(参考)
ギニアビサウ共和国は、面積約36,125平方キロメートル、人口170万人(2008年、UNFPA)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)250米ドル(2008年、世銀)。