平成22年2月5日
- 2月5日(金曜日)(現地時間4日(木曜日))、ニジェールの首都ニアメ市において、我が方岡村善文駐ニジェール国大使(コートジボワールにて兼轄)と先方アイシャトゥ・ミンダウドゥ外務・協力大臣(Madame Aïchatou MINDAOUDOU, Ministre des Affaires Etrangères et de la Coopération)との間で、5.7億円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- ニジェールは、国連開発計画の人間開発指数が179ヵ国中174位(2008年)であり、世界で最も貧しい国の一つに数えられています。また、同国は農業を主産業としており、近年農業生産の増加が図られていますが、度重なる干ばつや人口増加、バッタによる被害などにより、慢性的に食料が不足しています。
- 我が国は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)をはじめとして、様々な場において、アフリカにおける貧困の削減や食料危機対応への取組みを表明しています。
- 本協力はこれらの取組みを具現化し、ニジェールの食料不足に対応するため、米の調達に必要な資金を供与するものです。
(参考)
ニジェールは、国土面積約12.7万平方キロメートル、人口1,467万人(2008年、世銀)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)は約330米ドル(2008年、世銀)。