平成22年2月1日
- 1月30日(土曜日)(現地時間29日)、コートジボワール共和国のアビジャン市において、我が方岡村善文駐コートジボワール国大使と先方マリトゥ・イロヴォネン・ユニセフ在コートジボワール共和国事務所代表(Ms. Maarit HIRVONEN, UNICEF Representative in the Republic of Côte d' Ivoir)との間で、1億8,300万円の一般プロジェクト無償資金協力「感染症予防計画(the Project for Infectious Diseases Prevention)」に関する書簡の交換が行われました。
- コートジボワールでは、内戦の影響により、保健医療水準が大幅に低下し、マラリアやポリオなどの感染症を主要な原因として、出生時平均余命や幼児死亡率が著しく悪化し、依然深刻な状況が続いています。本件協力は、我が国として、ユニセフを通じて、コートジボワール共和国政府に対し、小児及び妊婦の感染症に対する予防体制の改善のためにワクチン等の調達に必要な資金を供与するものです。
- 本件協力の実施により、5歳未満児約330万人、及び妊産婦約110万人を対象としたワクチン等の供与により、これらの人々の健康状態改善に貢献するとともに、小児及び妊婦の感染症に対する治療体制の改善が図られることが期待されます。
- 我が国は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、アフリカ諸国の保健分野における取組みへの協力を強化することを表明しており、本件協力はそれを具体化するものです。
(参考)
コートジボワール共和国は、アフリカ西部に位置し、面積約32.24万平方キロメートル、人口約2,110万人(2009年)、1人あたりのGNI(国民総所得)980米ドル(2008年)。