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ブルンジ共和国に対する国際連合児童基金(ユニセフ)を通じた無償資金協力「小児感染症予防計画」に関する書簡の交換について

平成22年1月18日

  1. 1月18日(月曜日)(現地時間同日)、ブルンジ共和国の首都ブジュンブラにおいて、我が方岩谷滋雄駐ブルンジ国大使(ケニアにて兼轄)と先方グロリア・コッツァ国連児童基金(ユニセフ)ブルンジ事務所代表(Ms. Gloria Kodzwa, UNICEF Representative in the Republic of Burundi)との間で、1億2,400万円の一般プロジェクト無償資金協力「小児感染症予防計画」(The Project for Infectious Diseases Prevention for Children)に関する、書簡の交換が行われました。
  2. ブルンジは1993年から10年以上にも及んだ内戦からの復興期にありますが、人々の基礎生活環境は未だ改善されていない状態です。特に保健分野においては、劣悪な保健・水・衛生環境に加え、保健衛生知識の遅れが深刻であり、5歳未満児死亡率は168/1000人(2008年)と、アフリカにおいても最低水準の国々のひとつです。
  3. 本件協力は、このようなブルンジの状況にかんがみ、ムインガ、チャンクゾ、カヤンザ、ギテガの4県において、地域に根ざした総合的な小児疾病の管理・治療を実施するため、主要な予防接種ワクチン(ポリオ、BCG,麻疹)、急性呼吸器疾患(肺炎)及び新生児感染症治療薬、下痢症治療用品等を供与する他、栄養失調の改善、保健要員の研修、衛生知識の普及等を行うために必要な資金を供与するものです。本件協力により、対象4県の5歳未満児(約41万8千人)の健康・栄養状態を改善し、疾病罹患率・死亡率の削減が期待できます。
  4. 我が国は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)等において、アフリカ諸国の保健分野における取組への協力を強化することを表明しており、本件協力はこれを具体化するものです。

(参考)

 ブルンジ共和国はアフリカ中部に位置し、面積は2.78万平方キロメートルを有し、人口は約807万人(世銀、2008)、一人当たりGNI(国民総所得)は約140米ドル(世銀、2008)。

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