平成21年12月17日
- 本17日(木曜日)(現地時間同日)、ティラナにおいて、我が方安藤裕康駐アルバニア国大使(イタリアにて兼轄)と先方イリール・メタ副首相兼外相(Mr. Ilir Meta, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs)との間で、7億1,800万円を限度とする無償資金協力「救急医療機材改善計画」(The Project for the Improvement of the Medical Equipment of the Regional Level Emergency Centers)に関する書簡の交換が行われました。
- アルバニアは南東欧諸国の中でも経済・社会発展の度合いが低く、中でも保健医療分野の開発が遅れています。特に、循環器系疾患や交通事故といった救急措置の不備に起因すると思われる死亡率が上位を占め、同国では救急医療サービスの整備が喫緊の課題となっています。
- 本件計画は、アルバニアの救急医療体制の拠点である14の医療施設(首都の三次医療施設2、地方の二次医療施設12)に対して、救命救急車や緊急手術関連機材を整備するとともに、それら医療機材の維持管理に係る体制の構築を支援するものです。
- 本件協力により、対象医療機関における救急車出動依頼件数及び救急手術件数が増加し、救急救命率が向上することが期待されます。また、早期診断・治療が可能になることにより、結果的に入院・治療の期間が短期化し、患者にかかる経済的負担が軽減することも期待されます。
(参考)
- アルバニアは、面積約2.9万平方キロメートル、人口313万人(2007年、世銀)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)3,290米ドル(2007年、世銀)。
- 計画実施概要図(別添)(PDF)

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