平成21年11月27日
- 11月27日(金曜日)(現地時間26日(木曜日))、コートジボワールの首都アビジャンにおいて、我が方岡村善文駐コートジボワール国大使と先方ユスフ・バカヨコ外務大臣(M. Youssouf BAKAYOKO, Ministre des Affaires Etrangères)との間で5億4,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- コートジボワールでは、国民の約半数が一日の生活費が1ドル以下という貧困ライン以下での生活を強いられています。また、同国は、同国民の主要食糧の一つである米の供給が需要を満たせていないため輸入に依存しており、その輸入代金が大きな財政負担となっています。本件協力は、同国の深刻な食糧不足の緩和のため、米の調達に必要な資金を供与するものです。
- 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、アフリカ諸国の農業・食料分野における取組への協力を強化することを表明しており、本件協力はそれを具体化するものであり、コートジボワールにおける食糧不足が緩和されることが期待されます。
(参考)
コートジボワール共和国は、アフリカ西部に位置し、面積約32.24万平方キロメートル、人口約1,960万人(2008年)、1人あたりのGNI(国民総所得)920米ドル(2007年)。