平成21年11月24日
- 11月24日(火曜日)(現地時間同日)、セネガルの首都ダカールにおいて、我が方齊藤隆志駐セネガル国大使と先方アブドゥライ・ディオップ経済・財政大臣(Monsieur Abdoulaye DIOP, Ministre de l'Economie et des Finances)との間で総額3億8,000万円の「貧困農民支援」に関する書簡の交換が行われました。
- セネガルは、西アフリカの半砂漠の半乾燥地帯に位置し、熱帯性の厳しい自然環境にあるため農作物の生産性は低く、収穫量は不安定です。このため、総労働人口の72%が農業に従事している農業国でありながら、主要穀物を輸入に大きく依存せざるを得ません。本件協力は、同国の主要食糧作物の増産に必要な肥料を調達するための資金を供与するものであり、これにより農業生産性が向上することが見込まれています。
- 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、アフリカ諸国の農業・食糧分野における取組への協力を強化することを表明しており、本件協力はそれを具体化するものの一つとなります。
(参考)
セネガル共和国は、アフリカ西部に位置し、面積約19.7万平方キロメートル、人口約1,220万人(2007年、世銀)、1人あたりのGNI(国民総所得)760米ドル(2006年、世銀)。