平成21年11月19日
- 本19日(木曜日)(現地時間同日)、スーダンの首都ハルツームにおいて、我が方石井祐一駐スーダン国大使と先方ティジャーニ・サーレハ・フィデイル国際協力大臣(H. E. Dr. El Tigani Salih Fidail, Minister of International Cooperation, the Government of National Unity, the Republic of the Sudan)との間で、18億7,300万円の紛争予防・平和構築無償資金協力「ジュバ市道路橋梁整備計画(the Project for Construction and Rehabilitation of Bridges on Main Roads in Juba City)」に関する書簡の交換が行われました。
- アフリカ最大の国土を有し、9か国と国境を接するスーダンの安定は、アフリカ全土の安定にとって重要です。2005年の南北包括和平合意の成立後、南部スーダンの中心都市ジュバ市は急速に発展しており、交通量も急激に増加している中、同市における主要道路上の損傷著しい老朽橋梁の架け替えが緊急の課題となっています。本件計画は、ジュバ市の主要幹線道路上に位置する3橋梁の架け替え及び3簡易橋の建設を行うものです。本件協力により、年間40日間に及ぶ車両通行の途絶が解消され、社会・経済活動が円滑化し、内戦後の復興と平和の定着の進展が期待されます。
- また、我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、アフリカ諸国の平和の定着分野における取組みへの協力を強化することを表明しており、本件協力はそれを具体化するものの一つとなります。
(参考)
- スーダン共和国はアフリカ東部に位置し、面積は約250万平方キロメートル、人口は3,915万人(世銀、2008年)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)は960米ドル(世銀、2007年)。
- 計画実施概要図(別添)(PDF)
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