平成21年11月8日

1. 我が国政府は、アフガニスタン共和国政府に対し、ユニセフを通じ、「アフガニスタン・イスラム共和国における小児感染症予防計画」（the project for Infectious Diseases Prevention for Children in the Islamic Republic of Afghanistan）の実施に資することを目的として、4億4,500万円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、11月8日（日曜日）（現地時間、同日）、同国の首都カブール市において、我が方廣木重之駐アフガニスタン国大使と先方キャサリン・ムベング国際連合児童基金アフガニスタン事務所代表（Catherine Mbengue Representative, United Nations Children's Fund Afghanistan）との間で行われました。
2. アフガニスタンでは、長期に亘る戦乱により保健・医療サービスは都市部においても極めて不足しており、同国政府は、保健医療体制の整備構築に努めています。特に、4人に1人の子供が5歳までに死亡するなど、乳幼児死亡率は極めて高く、子供の死因の上位を占める感染症対策が急務となっています。
3. 本件協力はユニセフを通じ、アフガニスタン全土において、5歳未満の児童（約758万人）に対するポリオ・ワクチンの投与及び1歳未満の児童（127万人）へのBCGの予防接種等を実施するために必要な資金を供与するものです。本件協力により、アフガニスタンの高い乳幼児死亡率を下げることが期待されます。

（参考）

　アフガニスタンの面積は約65.2万平方キロメートル、人口は約3,000万人である。