平成21年9月25日
- 本25日(金曜日)(現地時間同日)、ダルエスサラームにおいて、我が方中川坦駐タンザニア国大使と先方ラマダニ・キジャ財務経済次官(Mr. Ramadhani M.Khijjah, Permanent Secretary, Ministry of Finance and Economic Affairs)との間で、1億7,100万円を限度とする無償資金協力「HIV・AIDS対策計画」(the Project for HIV/AIDS Control)に関する書簡の交換が行われました。
- タンザニアでは、HIV・AIDSが主な成人死亡原因の一つであり、国家の緊急事態として対策が講じられていますが、依然、感染率は高く同国の重要課題となっています。
本件計画は、HIV・AIDS、性感染症対策に不可欠な検査用資機材等(HIV検査キット、梅毒検査キット、性感染症治療薬)を供与するものです。本件協力により、診断が迅速に実施され、適切なカウンセリングが可能となるとともに、性感染症患者の早期治療が可能となり、患者数が減少することが期待されます。
- 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、保健分野での支援を表明しており、本件協力はその支援策の具体化の一環となります。
(参考)
タンザニア連合共和国はアフリカ東岸に位置し、面積約94.5万平方キロメートルを有し、人口は約4,043万人(世銀、2007年)、一人当たりGNI(国民総所得)は約400米ドル(世銀、2007)。