平成21年9月7日
- 9月7日(月曜日)(現地時間同日)、ブルンジ共和国の首都ブジュンブラにおいて、我が方岩谷滋雄駐ブルンジ国大使と先方オーギュスタン・ンサンゼ外務・国際協力大臣(S. E. M. Augustin Nsanze, Ministre des Relations Extérieures et de la Coopération Internationale)との間で、11億400万円を限度とする無償資金協力「公共輸送改善計画(Projet de réhabilitation des transports publics)」に関する書簡の交換が行われました。
- 内戦後の復興期にあるブルンジにおいては、首都と地方部及び近隣諸国との経済活動が活発になってきており、公共交通網の復旧・拡充が緊急の課題となっています。
本件計画は、バス交通が唯一の公共交通機関である、ブルンジにおいて、国内及び近隣国を結ぶ公共交通公社に対し、バス(大型23台、中型29台、小型36台)及び車両の維持管理用機材の供与を行うものです。本件協力により、バス運行路線数が41路線から107路線に拡大する等、公共交通の輸送力が大幅に改善され、首都及び地方経済が活性化されることが期待されます。
- 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、インフラ分野(運輸)での支援を表明しており、本件協力はその支援策を具体化するものの一つとなります。
(参考)
ブルンジ共和国はアフリカ中部に位置し、面積は2.78万平方キロメートルを有し、人口は約850万人(世銀、2007)、一人当たりGNI(国民総所得)は約110米ドル(世銀、2007)。