平成21年8月10日

1. 8月10日（月曜日）、ヨルダンの首都アンマンにおいて、我が方塩口哲朗駐ヨルダン国大使と先方スハイル・アリー計画・国際協力大臣（Ms. Suhair Al-Ali ,Minister of Planning and International Cooperation）との間で、14億3,700万円を限度とする無償資金協力「空港治安対策強化計画」（Project for Improvement of Airport Security Equipment at Queen Alia International Airport in Jordan）に関する書簡の交換が行われました。
2. ヨルダンでは、2005年8月にアカバ湾でミサイル発射事件、同年11月には首都アンマンで爆弾テロ事件などが発生していますが、同国首都のクイーンアリア空港は、保安機材の不足から空港区域に入る旅客や貨物に対する検査が困難な状況にあります。本件計画は、同空港に大型X線検査機等を設置することで、空港区域の旅客や貨物に対する検査を強化するものです。
3. 本件協力により、空港に流入する貨物や車両に対する保安検査の精度が向上し、テロ行為を未然に防ぐとともに、本空港を利用する年間325万人（2007年実績）の旅客と貨物、航空機に対する保安対策が強化され、ヨルダンの主要産業の一つである観光業の振興に寄与することが見込まれます。

（参考）

1. ヨルダンは、面積約8.9万平方キロメートル、人口570万人（2007年、世銀）、人口一人あたりのGNI（国民総所得）2,850米ドル（2007年、世銀）。
2. 計画実施概要図（添付）（PDF）

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