平成21年6月18日
- 6月18日(木曜日)、東京において、我が方桂誠駐フィリピン国大使と先方アルベルト・ロムロ外務長官(Mr. Alberto G. Romulo, Secretary of Foreign Affairs)との間で、10億1,300万円を限度とする防災・災害復興支援無償資金協力「カミギン島防災復旧計画」(the Project for Flood Disaster Mitigation in Camiguin Island)に関する交換公文の署名式が行われました。
- フィリピンは、民主主義等我が国と価値観を共有し、東南アジアにおいて中核的な役割を担う、我が国の重要なパートナー国の一つであり、我が国は、同国の持続的経済成長、貧困層の自立支援や生活環境改善、人材育成等に関する分野を中心に支援を行っています。
- 本件計画は、フィリピン南部のミンダナオ島とビサヤ諸島に挟まれたカミギン島において、過去の台風で被災した橋梁を改修するとともに、災害防止の砂防ダムを建設するために必要な資金を供与するものです。同計画の実施により、カミギン島内の交通の円滑化、安全性向上と防災能力向上が見込まれます。また、同島においてこれまで我が国の支援にて行われてきたハザードマップの作成等の防災活動と共に、総合防災モデルとしてフィリピン国内の地域に適用されることが期待されます。
(参考)
- フィリピン共和国は、面積約30万平方キロメートル、人口8,857万人(2007年)、人口一人当たりのGNI(国民総所得)は1,390ドル(2006年)。
- 計画実施地域地図、砂防ダム完成予想図(別添)(PDF)

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