平成21年5月20日
- 5月20日(水曜日)(現地時間同日)、ヨルダンの首都アンマンにおいて、日本側塩口哲朗駐ヨルダン国大使とヨルダン側スハイル・アリ計画・国際協力大臣(H. E. Ms. Suhair Al-Ali, Minister of Planning and International Cooperation)との間で、18億円のノン・プロジェクト無償資金協力に関する交換公文の署名式が行われました。
- ヨルダンは、中東地域の安定確保の鍵を握る重要な国であり、中東和平プロセスに積極的な役割を果たしており、本年4月に訪日したアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン(His Majesty King Abdullah II Ibn Al Hussein)ヨルダン国王及びナーセル・ジュデ(H. E. Mr. Nasser Judeh)外相は、麻生太郎総理及び中曽根弘文外務大臣等と会談し、日本が推進する「平和と繁栄の回廊」構想等を通じて、中東和平の進展のために両国が引き続き協力していくことを表明しています。
- 他方で同国は、パレスチナ情勢やイラク情勢等の影響を受けやすい脆弱な社会・経済構造を有しているため、日本は同国の安定維持及び持続的成長や経済構造改革を支援してきています。本件協力が、中東和平の進展のために建設的な役割を果たしているヨルダンの経済的困難緩和及び貧困削減に資することが期待されます。
(参考)
ヨルダンは中東の非産油国で、面積は8.9万平方キロメートル、人口約570万人(2007年世銀)。人口1人当たりのGNI(国民総所得)約2,850米ドル(2007年世銀)。