
トーゴ共和国に対する無償資金協力に関する交換公文署名式について(食糧援助)
平成21年4月7日
- 4月7日(火曜日)(現地時間同日)、トーゴ共和国の首都ロメ市において、我が方岡村善文駐トーゴ特命全権大使(コートジボワールにて兼轄)と先方コフィ・エサオ外務・地域統合大臣(M. Koffi ESAW, Ministre des Affaires Etrangères et de l'Intégration Régionale)との間で、6億9,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する交換公文の署名式が行われました。
- トーゴは人口の75%が農業に従事する農業国ですが、食糧生産量は人口増加による需要の伸びに追いつかず、依然として主要穀物の一部を輸入に頼らざるを得ない状況です。特に、小麦に関しては、消費量のほぼ全量を輸入に依存している状態です。
- 本件協力は、昨年来の世界的な食料危機に対応するため、トーゴ政府が小麦を調達するのに必要な資金を提供するものであり、昨年5月に行われたTICAD IVにおいて、我が国が表明したアフリカ向けODAの倍増を具体化するものです。同協力の実施により、トーゴにおける深刻な食料不足が緩和されることが期待されます。
(参考)
- トーゴ共和国は、面積約5.68万平方キロメートル、人口650万人(2007年)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)350米ドル(2006年)。