
アルメニアに対する円借款の供与について
平成20年5月27日
- 我が国政府は、アルメニア共和国政府に対し、「エレバン・コジェネレーション火力複合発電所建設計画」に対する追加円借款(総額104億9,100万円)を供与することとし、本計画の供与限度額を264億900万円に修正するための書簡の交換が、5月27日(火曜日)、エレバンにおいて、我が方齋藤泰雄駐アルメニア大使(ロシアにて兼轄)と先方アルメン・モヴシッシャン エネルギー天然資源大臣(Mr. Armen MOVSISSYAN, Minister of Energy and Natural Resources of the Republic of Armenia)との間で行われた。
- 本計画は、アルメニアの首都エレバン市近郊にコジェネレーション火力複合発電所(205MW級)を新設することにより、同国の電力供給能力を増大し、もって同国において予見される電力不足の緩和、及び、同国社会経済の安定的かつ持続的成長に寄与するものであり、2005年、我が国政府は、本計画に対し円借款を供与した。今般の追加円借款は、本計画の実施中に発生した鋼材価格及びタービン価格の高騰等を理由とする事業費の増加に対処するため、追加的に資金供与を行うものである。
- 供与条件(2005年のE/N署名当時の条件を引き続き適用)
(1)金利:0.75%(優先条件)
(2)償還(据置)期間:40(10)年
(3)調達条件:一般アンタイド