国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

アルバニアに対する円借款の供与について

平成20年4月15日

  1. 我が国政府は、アルバニア共和国政府に対し、「ティラナ首都圏下水道整備計画」の実施のため、111億2,100万円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換が、4月15日(火曜日)、ティラナにおいて、我が方中村雄二駐アルバニア国大使と先方ルルジム・バシャ外務大臣(Lulzim BASHA, the Minister of Foreign Affairs of the Republic of Albania)との間で行われた。
  2. 案件の概要

     ティラナ首都圏において、河川水質の改善を図り、周辺地域住民の衛生環境・居住環境を改善するため、下水道施設を建設するもの。

  3. 案件の重要性

     ティラナ首都圏は、人口約80万人を擁し、アルバニアの民主化以降、順調な経済成長の下、同国内部からの資本集中及び国外からの投資集中に伴い、急速に発展している。同地域の発展に伴い、人口が急増し、生活・産業排水も急増しているにもかかわらず、下水処理施設が整備されていないため、ティラナ市内の河川・土壌に未処理下水が流れ込むなど、環境及び景観の悪化が顕著である。

     本案件の実施により、ティラナ首都圏における水環境が改善され、下水処理地域及び同首都圏下流側の住民の衛生環境や居住環境の大幅な改善が期待される。

     本件は、本年2月のベリシャ・アルバニア首相訪日の際に福田康夫総理より供与する方針を伝えていたものであり、アルバニアに対する今次円借款の供与は、1996年以来、約11年振りとなる。

  4. 供与条件

    (1)金利:年0.65%(ただし、コンサルタント部分は年0.01%)

    (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)

    (3)調達条件:一般アンタイド

このページのトップへ戻る
目次へ戻る