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中華人民共和国に対する一般文化無償資金協力(「大連外国語学院日本語学習機材整備計画」)に関する書簡の交換について

平成20年12月24日

  1. 我が国政府は、中華人民共和国政府に対し、「大連外国語学院日本語学習機材整備計画(the Project for the Improvement of Japanese Language Learning Equipment of Dalian University of Foreign Languages)」の実施に資することを目的として、3,670万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が12月24日(水曜日)、北京において、我が方 宮本 雄二 駐中華人民共和国大使と先方 章新勝(しょう しんしょう)中華人民共和国教育部副部長(Mr. Zhang Xinsheng, Vice Minister, Ministry of Education, the People's Republic of China)との間で行われました。
  2. 大連外国語学院は、1964年に大連日本語専門学校として設立され、1970年に大学昇格したもので、海外にある日本語高等教育機関としては世界最大規模の日本語学部を有しています。同学院は、語学の専門教育機関として語学学習専用LL教室を増室してきていますが、すべての言語学部でLL教室使用のニーズが高く教室が不足しています。特に、専門教材を使用し実践的な日本語力習得カリキュラムを組む日本語教育においてLL教室不足が影響してきており、LL機材整備が必要となっていることから、中華人民共和国政府は、今回我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものです。
  3. 今回の協力を通じ、経済技術特区としていち早く市場化経済が進み日系企業も多く進出している大連市を含む中国東北部において、対日理解・親日感情を醸成し、さらには知日・親日層の拡大に貢献するとともに、同学院が我が国在外公館が文化事業・日本語普及活動を展開する上での拠点の一つとなることが期待できるなど、本件実施は重要な意義を有するものです。
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