
ラオス人民民主共和国に対する一般文化無償資金協力
(第二次日本・ラオス武道館建設計画)に関する書簡の交換について
平成20年12月19日
- 我が国政府は、ラオス人民民主共和国に対し、「第二次日本・ラオス武道館建設計画(the Project for the Construction of Lao-Japan Budo Center (Phase 2))」の実施に資することを目的として、2億160万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が12月19日(金曜日)(現地時間同日)、ビエンチャンにおいて、我が方宮下正明駐ラオス国大使(Mr. Masaaki MIYASHITA, Ambassador of Japan to the Lao People's Democratic Republic)と先方ブンクート・サンソムサック外務副大臣(H. E. Mr. Bounkeut Sangsomsak, Vice Minister of Foreign Affairs)との間で行われました。
- ラオスへは1966年から我が国武道専門家が派遣されており、近年は東南アジア競技会(アジア競技会のASEAN版、通称SEA GAMES)等で活躍する選手を輩出するレベルに至っています。他方、現在同国国内に国際基準を満たす武道場は存在せず、競技者は会議室や講堂といった施設を活用して練習していますが、柱を挟んで練習を行う等環境として危険かつ劣悪な状況となっています。また同国は2009年12月に開催される東南アジア競技会のホスト国となっており、同大会において空手及び柔道が正式種目として採用されていることから、国際基準の武道場の建設が必須となっています。このため、我が国に対して一般文化無償資金協力の要請があったものです。
- 今回の支援により、同国における武道をはじめとするスポーツ振興はもとより、良好な日・ラオス関係の更なる発展が期待されるほか、東南アジア競技会で本武道館が使用される様子が同国国内のみならずASEAN地域各国に報道されることにより、同地域の対日理解や親日感情の促進に繋がっていくことが期待されます。