
カンボジア王国のカンボジア国営放送に対する一般文化無償資金協力について
平成20年9月4日
- 我が国政府は、カンボジア王国に対し、カンボジア国営放送テレビ番組ソフト整備計画(the project for the Improvement of TV Programs of the National Television of Cambodia)を実施するために、3,900万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が9月4日(木曜日)(現地時間同日)、プノンペンにおいて、我が方篠原勝弘駐カンボジア王国大使(Mr. Katsuhiro SHINOHARA, Ambassador of Japan to the Kingdom of Cambodia)と先方ロン・ビサロ 外務国際協力省長官(Mr. Long Visalo, Secretary of State of the Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で行われた。
- 被供与機関であるカンボジア国営放送は、同国唯一の国営放送局で、教育・文化番組等の放送を通じて、同国における教育向上・文化普及につき、中心的な役割を担っている。同国営放送では、視聴者の需要に応じ、毎年放送時間を延長しており、それに伴いより多くの番組を製作する必要がある。また視聴者から人気の高い日本の番組を購入する計画を有している。しかしながら同国の厳しい財政事情下、独自の良質な教育文化番組制作及び日本の番組の購入は困難であることから、わが国に対して一般文化無償資金協力の要請があったものである。
- 今回の支援により、同国営放送の番組制作技術の向上や放送内容の充実により、カンボジア国民の対日理解や親日感情の促進に繋がっていくことが期待される。