
バングラデシュ人民共和国の国立博物館に対する一般文化無償資金協力について
平成20年8月21日
- 我が国政府は、バングラデシュ人民共和国に対し、国立博物館視聴覚機材整備計画(the project for the Improvement of Audio-Visual Equipment of Bangladesh National Museum)を実施するために、6,230万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月21日(木曜日)(現地時間同日)、ダッカにおいて、我が方井上正幸駐バングラデシュ人民共和国大使(Mr. Masayuki INOUE, Ambassador of Japan to Bangladesh)と先方アミヌル・イスラム・ブイヤン 財務省経済関係担当次官(Mr. Aminul Islam Bhuiyan, Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance)との間で行われた。
- 被供与機関である国立博物館は、首都ダッカ市内の中心に位置し、同国の歴史、科学、民族及び生物などあらゆる分野の展示を行っている最大規模の博物館である。また国内外からの公演を実施するホールを有し、同国の中心的な文化拠点であると同時に、博物館訪問を実施する学校の増加に伴い、青少年の教育拠点としての役割を果たしている。
同博物館ではビデオ撮影機材及び音響並びに照明機材を導入し、日常的に使用しているが、老朽化が著しく、故障した機材も多く、新規機材の導入の必要性に迫られている。このため、今回わが国に対して一般文化無償資金協力の要請があったものである。
- 今回の支援により、同博物館の展示水準の向上や公演活動の活性化はもとより、日本側と同博物館との間でこれまでにも行われてきた日本文化紹介事業などが更に活発に実施されることを通じて、バングラデシュ国民の対日理解や親日感情の促進に繋がっていくことが期待される。