平成20年6月26日

1. 我が国政府は、アルメニア共和国政府に対し、「エレバン国立音楽院楽器整備計画（the Project for the Improvement of Musical Instruments of Yerevan Komitas State Conservatory）」の実施に資することを目的として、4,280万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が6月26日（木曜日）（現地時間同日）、アルメニアの首都エレバンにおいて、我が方山本　敏生在ロシア大使館参事官（ロシアにて兼轄）と先方アラ・アヴェティッシャン・教育科学次官（Mr. Ara AVETISSYAN , Deputy Minister of Education and Science）との間で行われた。
2. エレバン国立音楽院は1921年に設立され、国際的に著名な音楽家を輩出し、アルメニアにおける音楽教育の中心的役割を担ってきている。
   　しかしながら、厳しい財政状況の中、40年から50年前に購入した楽器を修理を重ねて使用してきたが、老朽化が著しく修理も不可能になり、授業や演奏に耐えない状況に陥っていることから、こうした楽器の更新が急務となっている。
   　このような状況の下、アルメニア共和国政府は、エレバン国立音楽院が楽器を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。