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エチオピア国立博物館に対する一般文化無償資金協力について

平成20年6月9日

  1. 我が国政府は、エチオピア連邦民主共和国政府に対し、「エチオピア国立博物館人類化石関連機材整備計画(the Project for the Improvement of Equipment for Hominid Fossil Related Facilities of the National Museum of Ethiopia)」の実施に資することを目的として、4,010万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が6月9日(月曜日)(現地時間同日)、エチオピアの首都アディスアベバにおいて、我が方駒野 欽一駐エチオピア国特命全権大使と先方メコネン・マニャゼワル・財務・経済開発担当国務大臣(Mr. Mekonnen  Manyazewal , State Minister of Finance and Economic Development)との間で行われた。
  2. エチオピア国立博物館は1944年にエチオピアの首都アディスアベバに開設された唯一の国立博物館である。世界的に有名な人類化石ルーシーを始めとする世界遺産級の化石や美術品などが展示され、年間の来館者は10万人にのぼる。このような展示とあわせ、収集された各種化石の保存・調査・研究を行ってきたが、これらの活動を行っている建物の老朽化と、活動の質的・量的改善を図るため、既存の施設を改築し新たな研究棟群の整備を進めてきた。
     しかしながら、厳しい財政状況の中、改築に併せて必要な機材を整備するには予算的限界があるため、人類化石収蔵用の収蔵庫や調査・研究用の比較標本棚、顕微鏡等の整備が急務となっている。
      このような状況の下、エチオピア連邦民主共和国政府は、エチオピア国立博物館が人類化石関連機材を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。
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