平成21年3月19日
- 3月19日(木曜日)(現地時間同日)、スリランカ民主社会主義共和国のコロンボにおいて、我が方嶋崎郁駐スリランカ国臨時代理大使と先方スミット・アベイシンハ財務・計画省次官(Mr. Sumith Abeysinghe, Secretary, Ministry of Finance and Planning) との間で、5億2,000万円の無償資金協力(貧困農民支援)に関する交換公文の署名式が行われました。
- スリランカ政府は、穀物価格が高騰する中、食糧安全保障を最優先課題の1つとして、主要食糧の増産及び生産性の向上に取り組んでいます。本件協力は、同国の主食であるコメやトウモロコシ、マメ類等の主要作物の増産に必要な農業機械を調達するための資金を供与するものであり、これにより同国における農業生産性が向上することが見込まれています。
- 我が国は、スリランカに対しては、平和の定着と復興支援、農漁村・地方開発等の貧困対策支援等に重点を置いて、同国の社会・経済発展への支援を行ってきており、本件協力もそれを具体化するものの一つになります。
(参考)
スリランカ国はインド洋に位置する国であり、面積約6万5,607平方キロメートル、人口2,001万人(2007年央推定)であり、人口1人当たりのGDP(国内総生産)は約1,617米ドル(2007年)。