国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

モンゴルに対する無償資金協力4案件に関する署名式について

平成21年1月22日

  1. 1月22日(木曜日)(現地時間同日)、ウランバートル市において、我が方市橋康吉駐モンゴル国大使と先方スフバータル・バトボルド外交・貿易大臣(Mr. Sukhbaatar BATBOLD, Minister for Foreign Affairs and Trade)との間で総額14億1,600万円を限度額とする下記4案件に関する署名式及び書簡交換が行われました。

    (1)「ウランバートル市高架橋建設計画(詳細設計)」
     (The Project for Construction of Railway Fly-over in Ulaanbaatar City
    (2)「第四次初等教育施設整備計画(詳細設計)」
     (The Project for Improvement of Primary Education Facilities (Phase IV))
    (3)「ダルハン市給水施設改善計画(詳細設計)」
     (The Project for Improvement of Water Supply Facilities in Darkhan City
    (4)「ノン・プロジェクト無償資金協力」

  2. 我が国は、1990年代以降、モンゴルに対する最大援助供与国として、同国の民主化・市場経済化を支援してきており、同国と極めて良好な友好関係にあります。今般の支援も我が国対モンゴル重点支援分野(人材育成、地方開発、インフラ整備等)を支援するものです。
  3. (1)ウランバートル市高架橋建設計画(詳細設計:供与限度額9,400万円)は、首都ウランバートル市の交通の要所に高架陸橋(橋長約260メートル、アプローチ道路合計約630メートル)を建設するものであり、本件協力はその詳細な設計を行うために必要な資金を供与するものです。
    (2)同計画の実施により、ウランバートル市内の交通、物流の安定、効率化を図り、首都圏の機能向上、経済活性化に貢献することが期待されます。
  4. (1)第四次初等教育施設整備計画(詳細設計;供与限度額7,900万円)は、ウランバートル市の初等教育学校12校(既存校5校、新設校7校)の教室の建設、机・椅子・黒板等教育機材の整備を実施するものであり、本件協力はその詳細な設計を行うために必要な資金を供与するものです。
    (2)本計画により、合計155教室が建設され、新たに約1万2千人の生徒の受入が可能になり、教育環境の改善及び教育アクセスの向上が図られることが見込まれます。
  5. (1)ダルハン市給水施設改善計画(詳細設計:供与限度額4,300万円)は、ウランバートル市の北約219キロメートルに位置するダルハン市の給水施設を改善するものであり、本件協力はその詳細な設計を行うために必要な資金を供与するものです。
    (2)同計画の実施により、ダルハン市の人口増加に対応した安定的な給水量の確保及び安全で衛生的な水の供給による衛生環境の改善が図られることが見込まれます。
  6. (1)ノン・プロジェクト無償資金協力(供与額12億円)は、モンゴル政府による経済の構造改善や貧困削減のために必要な物品の購入を支援するものです。
    (2)本件協力は、モンゴル政府の経済社会開発及び貧困削減へ向けた取り組みを支援するものです。

(参考)

  1. モンゴルは、国土面積は156.7万平方キロ(日本の約4倍)、総人口約264万人(2007年)、一人当たりGNI(国民総所得)は1,290米ドル(2007年、世銀)。
  2. プロジェクト位置図及び完成イメージ図(別添)(PDF)PDF

Adobe Acrobat Readerダウンロード Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータのOS用のソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る