
カンボジアに対する円借款の供与について
平成20年3月27日
- 我が国政府は、カンボジア王国政府に対し、「シハヌークビル港経済特別区開発計画」の実施のため、36億5,100万円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換が3月27日(木曜日)、プノンペンにおいて、我が方篠原勝弘駐カンボジア国大使と先方ハオ・ナムホン副首相兼外務・国際協力大臣(Mr. Hor Namhong, Deputy Prime Minister, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Kingdom of Cambodia)との間で行われた。
- 案件の概要
本円借款は、シハヌークビル港経済特別区への直接投資の拡大と雇用創出、ひいてはカンボジアの経済成長に寄与することを目的として、シハヌークビル港経済特別区を整備するものである。
カンボジアの経済成長には、民間セクターによる直接投資の増加が必要であり、シハヌークビル港経済特別区はそのモデルケースとなることが期待されている。具体的には、同特別区に企業が進出することによる直接投資の増加に加え、輸出額の増加、更にはシハヌークビル港における貨物取扱量の増加などが見込まれている。
- 供与条件
(1)金利:年0.01%
(2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件:一般アンタイド