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バングラデシュに対する円借款の供与について

平成19年12月11日

  1. 我が国政府は、バングラデシュ人民共和国政府に対し、総額359億9,600万円を限度とする額の円借款を供与することとし、このための書簡の交換が、12月11日(火曜日)(現地時間同日)、ダッカにおいて、我が方井上正幸駐バングラデシュ国大使と先方モハンマド・アミヌル・イスラム・ブイヤン財務省経済関係担当次官(Mr. Md. Aminul Islam Bhuiyan, Secretary, Ministry of Finance)との間で行われた。
  2. 対象案件及び供与限度額
    (1)ハリプール新発電所建設計画 177億6,700万円
    (2)ダッカ-チッタゴン鉄道網整備計画 129億1,600万円
    (3)小規模水資源開発計画 53億1,300万円
      計 359億9,600万円
  3. 対象案件の概要

    (1)ハリプール新発電所建設計画

     深刻な電力不足と今後想定される年率10%程度の電力需要の伸びに対応するため、ダッカ郊外のナラヤンガンジ市において、火力発電所(360メガワット)の建設及び技術支援を行うもの。完成後は、同国総発電量の約10%を担うことが期待される重要な発電所となる見込み。

    (2)ダッカ-チッタゴン鉄道網整備計画

     国内随一の商業港であるチッタゴンと、政治経済の中心であるダッカを結ぶ鉄道は、最重要の物流網である。本鉄道の一部区間の複線化等により、輸送力増強と環境対策の促進を図るもの。

    (3)小規模水資源開発計画

     洪水被害等が頻発する同国においては、水資源管理が喫緊の課題である。同国北東部及び中部において、排水、貯水、灌漑等のインフラ整備等を行い、農業・漁業の生産増加や効率化による貧困削減を図るもの。

  4. 供与条件

    (1)金利:年0.01%

    (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)

    (3)調達条件:一般アンタイド

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