国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

サモアに対する円借款の供与について

平成19年12月11日

  1. 我が国政府は、サモア独立国政府に対し、「電力セクター拡張計画」の実施のため、45億9,800万円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換が12月11日(火曜日)、アピアにおいて、我が方高橋利弘駐サモア大使と先方トゥイラエパ・サイレレ・マリエレガオイ首相兼外務貿易大臣(H. E. Mr. Tuilaepa Sailele Malielegaoi, Prime Minister, Minister of Foreign Affairs and Trade)との間で行われる予定。
  2. 案件の概要

     本円借款は、サモアにおける電力の安定供給を図り、民間セクター開発及び経済成長に寄与することを目的として、アジア開発銀行(ADB)と協調して融資を行い、発電所の建設及び改修、送配電網の整備及び改修を行うものである。

     サモアでは、電力需要が年々増加する一方で既存設備の経年劣化や送配電網のシステムロスなどによる供給不足が課題となっており、本円借款によって、サモアの電力供給能力が向上し、同国の持続的な経済成長が促されることが期待される。

     なお、2007年5月、我が国は第40回アジア開発銀行年次総会において「アジアの持続的成長のためのイニシアティブ」を発表し、新スキームとして「ADBとの円借款協調融資促進枠組み(ACFA)」を創設しており、本案件はACFAの下で行われる最初の案件となる。

  3. 供与条件

    (1)金利:年0.45%

    (2)償還期間:30年(10年の据置期間を含む)

    (3)調達条件:アンタイド(ACFAスキームに基づく)

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