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ペルー国立図書館に対する一般文化無償資金協力について

平成20年2月16日

  1. 我が国政府は、ペルー共和国政府に対し、「ペルー国立図書館視聴覚機材整備計画(the Project for the Improvement of Audio-Visual Equipment of the National Library of Peru / el proyecto para el Mejoramiento de Equipos Audiovisuales de la Biblioteca Nacional del Perú )」の実施に資することを目的として、3,650万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が2月16日(土曜日)(現地時間2月15日(金曜日))、ペルーの首都リマにおいて、我が方石田仁宏駐ペルー共和国特命全権大使と先方ホセ・アントニオ・ガルシア・ベラウンデ・ペルー共和国外務大臣(Mr. José Antonio García Belaunde,  Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。
  2. ペルー国立図書館は1821年に設立された由緒ある文化機関であり、ペルー最大の公立図書館として国民に広く文化的活動の機会を与え、ペルーにおける文化活動の振興に重要な役割を担ってきている。
     同国政府は、同図書館の活動強化を文化面における重要課題に掲げ、2006年3月に新館をリマ新市街に開館した。同図書館は、歴史的に貴重な映像・音声記録を数多く有しているが、これらはアナログ媒体の資料であり、状態の劣化が進んでいる。このため、同図書館では、これらの資料をデジタル化し、一般閲覧できるAVライブラリーを設ける計画を有しているが、同国の厳しい財政状況のため、新規の機材購入が困難な状況にある。
     このような状況の下、ペルー政府は、ペルー国立図書館がデジタル化計画を進めるために必要な視聴覚機材を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。
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