
ウズベキスタン・ユースシアター音響機材整備計画に対する一般文化無償資金協力について
平成20年2月1日
- 我が国政府は、ウズベキスタン共和国政府に対し、ウズベキスタン・ユースシアター音響機材整備計画(the project for the Improvement of Sound Equipment of Youth Theatre of Uzbekistan)を実施するために、4,930万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が2月1日(金曜日)(現地時間10時予定、同日)、タシケントにおいて、我が方 平岡 邁 駐ウズベキスタン共和国大使と先方 ルスタム・カシモフ ウズベキスタン共和国副首相(H. E.Mr.Rustam Kasimov, Deputy Prime Minister of Republic of Uzbekistan)との間で行われた。
- ウズベキスタン・ユースシアターは児童・若者向けの当地最大の劇場であり、1928年に創立されて以来、ロシア及びウズベキスタンの舞台演劇を紹介する他、作品の企画・編成において全国の子供向け劇場に対して指導を行っている。また、舞台芸術の鑑賞に留まらず、幅広く文化芸術を鑑賞できる場を提供することで、幼少年期・若者の創造力や感性を高め、人間性豊かな青少年を育成することを目指しており、積極的に児童演劇振興・普及に努めている唯一の劇場である。
同劇場としては、文化芸術が若年層の人格形成に果たす役割は大きいとの認識から、児童文化の普及や創作活動を充実したいと考えているが、文化・教育分野に対して必ずしも十分な予算措置が講じられていないため、所有機材の老朽化等により、十分な演出効果を上げることができないような状況にある。このため、同劇場における音響機材等を整備することが必要であり、ウズベキスタン共和国政府は、今回我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。
- 今回の協力を通じ、ウズベキスタン共和国において、対日理解・親日感情を醸成し、更には知日・親日層の拡大に貢献するとともに、同劇場が我が国在外公館の各種事業を展開する上での拠点の一つとなることが期待できるなど、本件実施は重要な意義を有するものである。