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シーギリア博物館展示機材整備計画に対する一般文化無償資金協力について

平成19年8月27日

  1. 我が国政府は、スリランカ民主社会主義共和国政府に対し、シーギリア博物館展示機材整備計画を実施するために(the project for the Improvement of Display Equipment of the Sigiriya Museum)、1億7,000万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月27日(月曜日)(現地時間、同日)、コロンボにおいて、我が方 荒木喜代志 駐スリランカ国大使と先方 ジャヤスンダラ財務計画省次官(Dr.P.B.Jayasundera,Secretary, Ministry of Finance and Planning, the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)との間で行われた。
  2. シーギリア遺跡はスリランカが誇る世界遺産の中で最も人気があり、1982年にユネスコにより世界文化遺産に指定され、年間60万人以上の来訪者があるなどスリランカ国内で最も魅力的な世界遺産の一つであるが、これを十分に解説・紹介するための設備が整っていない。また、スリランカでは国内の遺跡の重要性につき国民の自覚を促すべく文化開発計画を策定しており、こうした計画の一環としてシーギリア遺跡の紹介のための博物館を建設することとなったが、内部機材の整備が必要であるため、スリランカ政府は今回我が国に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。
  3. 今回の協力を通じ、シーギリア遺跡来訪者の中の博物館利用者の割合が増加するばかりでなく、同遺跡の重要性が再認識され周辺地域の観光振興及び地域活性化に資することが期待できる。また、同国文化遺産への日本の貢献に対する認識が深められることができ、スリランカにおける我が国に対する好印象を強めるという長期的効果を生み出すことが期待できる。
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